IT業界のとてもはずかしい間違い

はじめに

IT業界にいると、覚えたてなのか理解が不足しているのか使いたいだけなのか、理由はさまざまですが、IT用語の間違いに遭遇します。みんなまちがいます。私もまちがいます。

でもですね。ここにあげるのは、その中でも特にはずかしい部類。

誤1:ステークスホルダー(正しくは「ステークホルダー」)

正しくはステークホルダーで利害関係者の意味。英語は「stakeholder」。どこにも「ス」は入りません。会社の公式サイト、IR資料などでも間違っているところがある。某ドラマでも間違っていた。嘘だと思うなら「stakesholder」(sをいれる)で検索して欲しい。出てきません。

講演、面接、打ち合わせ。特にちょっと年を重ねた人が使うと、まじで大丈夫かと思う。

誤2:敷設を「しきせつ」(正しくは「ふせつ」)

読みたくなるのはわかる。わかるが、違う。ある業界では間違った読み方が一般化してしまい、定着しているところもあるようだが違う。

主に、ネットワーク周りの会話をしていると出てくる用語。「ネットワークを敷設します」といった使い方。ネットワークエンジニアあるあるなので、間違った読み方をした会社は要注意。多分、ネットワークのお仕事の経験浅い。

誤3:DX化(正しくは「DX」)

もう定着してしまった感はあるが、DX化は「頭痛が痛い」「違和感を感じる」と同じ。IT化・デジタル化という言葉の使い方から、こう呼ばれることが多いが全然違う。DXを強引に訳すと、「デジタルを使ってビジネスを変化させる」。これに化をつけると「デジタルを使ってビジネスを変化させる化」となる。言葉は時代によって進化・変化するからいいけど。

誤4:情シスはコストセンターと見られがち(100%コストセンターです)

情シス系の情報を集めようとすると、よく出てくる表現。誰がどう考えても、情シスはコストセンターです。理由は売上あげないから。「みられがち」とか書いている人は、会計の仕組みをちゃんと勉強したほうがよい。

なぜこの表現が出てきたかと言うと、DXが流行りはじめたあたりで、情シスはコストセンターという立場にあぐらをかいているとダメよ・・・と騒がれ始めたのがきっかけ。これを言いたいならそう書かないと。