ハロー効果

説明

部分的な目立つ特徴だけをみて、それが全てだと評価してしまうこと。よくよく冷静にまわりを見てみると、かなりの確率でこれにみんなが踊らされています。

永遠の問題としてよくあげられるのが人事評価。直近のちょっとした目立つことだけを取り上げ、半期・年間評価してしまったり。評価者も忙しいですからね、これが現実。ただ、これを評価される側が少しでも頭に入れて行動すると、うまく世渡りできるのも事実。これ、人事評価あるある。

IT業界でのハロー

コンペでのハロー

製品・ベンダーを評価する時に「Webサイトがかっこいい」「提案資料がきれい」「営業がやさしい」「みんなが使っている」「有名だから」といったことで決めてしまう。偉い人とかが言い出すと、手に追えない。

だがしかし、もう一度言います。ハロー効果とは「部分的な目立つ特徴だけをみて、それが全てだと評価してしまうこと」です。

障害対応でのハロー

障害発生時は時間との戦い。影響が大きいと「原因はなんだ」と言ってくる外野も多くなる。障害対応の鉄則は「事実」を整理すること。にもかかわらず、推測しやすい原因に飛びつき対策を打ってしまう。その結果は二次被害・三次被害・・・そう、人災です。

もう一度言います。ハロー効果とは「部分的な目立つ特徴だけをみて、それが全てだと評価してしまうこと」です。

報告資料でのハロー

進捗報告・障害報告・月次報告など、報告はさまざま。その中で、綺麗なそれっぽく見える資料は、安心感を与えます。もちろん、見た目は「わかりやすさ」として重要ですが、中身は別の話。しかし、それに騙されてしまうひと多し。

これをわかっていると、報告資料が使われる状況に応じて、見た目をそれっぽくして、うまくやりすごくと言うテクニックが使えます。本質的ではないけど、時間は限られていますからね。