後知恵バイアス

説明

「僕・私は最初からこうなると思ってました」とか「あの人はいつかやると思ってました」というもの。何か起こった後に、それが起こる前から予測可能だったと考えることを言います。一生懸命仕事をして、残念ながらうまくいかなかった時に、それまで協力もせず、何も言わなかったひとから言われると、とにかく腹たってしょうがない。

やっぱり日本が負けると思っていた、あの人はいつかやると思っていた、いつかこの日が来ると思っていた。全部、後知恵バイアスです。

IT業界での後バス

いつか起こると思ってました

予期しなかった重大障害。IT・システムに従事していると必ず一度は遭遇します。障害復旧に向け、場合によっては数日間の不眠不休が続くこともあります。

そんなみんなが頑張っている中で、不思議と出会うことば。ただでさえ余裕がないので、秒で殺意が芽生える。じゃあ、先に言えよ。

あの人だとうまくいかないと思ってました

プロジェクトは期限までに決められた予算で期待された品質のものを作らなければなりません。基本的に、難易度が高い。プロジェクト期間中は山あり谷あり、いろいろあります。ストレスかかります。

そんなPMに向かって、上から下から浴びせかけられることば。大きな失敗ならまだしも、小さな失敗でいわれると心折れる。「本人頑張っていたから、実は言わなかったけど」とか余計な枕詞とともに。じゃあ、お前やれよ。

実はそうなると思ってました

「やっぱりね」という言葉とともに上から目線で使われる。あなたには基本的に関心も興味もない。ただただ、自分のアピール、点数稼ぎ、相手の足引っ張りが目的な人物がいうことば。しかも巧妙に、計画的に、言葉を選んで。

こういったタイプの人とはできる限り全力で距離を置きたい。無駄に神経がすり減ります。